ヤコブソン神経痛とは、あまり聞きなれない言葉ですが、耳の鼓膜の内側にある鼓室と、外耳道の感覚を司るヤコブソン神経が、なんらかの刺激を受けることで起こる神経痛のことをいいます。
ヤコブソン神経痛の症状は、突然耳の片側にピッと電気の走ったような痛みを感じたり、それが時には強い痛みになったりします。
耳の内側や耳の周りで痛みを感じるため、最初は耳鼻科で診てもらう方も多いようですが、耳鼻科で原因がわからない場合は、ヤコブソン神経痛の可能性があります。
また、耳だけでなく頭や顔が痛む場合もあります。
このため、舌咽神経痛と間違われることもあります。
そもそもヤコブソン神経は、舌咽神経の末梢神経になるので、兄弟神経痛のようなものなのです。
ヤコブソン神経痛は、肩こりなどが原因の緊張型頭痛も併発することも少なくありません。
併発して起こると、その原因が中々特定ができないのが現状です。
耳鼻科で異常がないと診断された場合は、ヤコブソン神経痛を疑い、脳神経外科へ行くようにしましょう。
中には、腫瘍が神経を圧迫するなどして神経痛が引き起こされている場合もあるので注意が必要です。
検査はMRIなどを使って行われます。
出来れば神経痛の症例を多く診ている脳神経外科で診てもらうのがベストです。
ヤコブソン神経痛の治療は、薬物療法や神経ブロック注射が有効といわれています。
薬物療法の場合は、筋肉の緊張をとりやわらかくするための薬が処方されます。
神経ブロック注射は、麻酔薬に少量のステロイドを混ぜたものを用います。
痛みにはとても有効とされています。
このほかに、これは神経痛全般に言えることですが、針灸治療や漢方薬も効果があるといわれてます。
原因が中々特定できない場合は、針灸治療を行ってみるのもひとつの方法です。
最近では内科で漢方薬が処方されるところも増えてきています。
これだと保険も利くので、一度漢方を扱っている病院で相談してみても良いと思います。